2009年 08月 29日
目の前の幸せを。
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「ターシャ・テューダー展」へ母と行ってきました。
会期終了間近だからなのか入口のホールは大混雑でした。
各展示室も順路にそわず、混みあっていないところからまわりました。
ターシャさんのことは少しテレビで見ていたけれど、すばらしいお庭と
愛犬家ということくらいしか知りませんでした。
母は私よりも知っていて、ときより解説してくれました。
生活で必要なものはほとんど手作りし、絵を描き、犬や植物を愛する。
展示されている絵や衣服、食器、生活用具から丁寧にそして楽しみながら
生活していたんだろうなと伝わってきました。
写真にうつるターシャさんは色とりどりの花やかわいい犬、家族に囲まれ
穏やかですてきな表情をされていました。
「人生は短いのよ。文句を言っている暇などないの。
目の前の幸せを、精一杯味わうことよ。」
パネルに書かれていた言葉がすごくこころに残りました。
久しぶりに入った哲学堂。ターシャさんの絵本が飾られていました。
かわらず静かでしっとりした雰囲気に落ち着きました。
和室からのモミジがみえる景色が大好きです。
哲学堂のとなりにマンションが建っていて、小道がありました。
気にもとめていなかったのですが、母はとても気に入ってしばらく植物鑑賞。
恥ずかしながらもう忘れてしまいましたが、植物の名前を言いながら
こんな風に植えるときれいだね。と母は楽しそうでした。
母にとって小さくても草木にあふれた実家の庭は大事なものなんだろうな。
会場で「カサカケのターシャになったら。」と言う私に、笑顔を見せた母が
かわいらしく思えました。
実家へ母を送る途中、植物屋さんへよりました。
また庭がいっぱいになっちゃう。と言いながらも、ちぢみ笹という植物を買った母。
実家でその笹を母がセットしたら、今までそこにあったかのような馴染み方でした。
母も私もあまりにぴったりで笑ってしまいました。
どこまでも植物好きな母。植物に囲まれて元気でいてね。
by hhh0330
| 2009-08-29 23:58
| おでかけ